国際会議に来ていて、こんなことを書くのはよろしくないのですが、最近思うことを少々。ひとつめは国際会議が技術の先端ではなくなってきていること。Googleがいい例なのですが、彼らはWeb検索やデータセンター技術では先端にいっているわけですが、論文として発表されるものは最新技術でも現用技術でもなく、すでに使わなくなった技術だけ。
それと昔は論文誌や国際会議で論文として発表された技術は、そのあと企業が製品化して、社会に普及させるというサイクルができていました。このため研究者 は論文を通じて論文誌や国際会議に研究成果を発信していても、企業を介してその成果を社会に還元できていたことになります。しかし、企業の方は論文を読ま なくなっています。例えば国際会議の場合、企業の方で参加される方の数は減っているし、企業関係者がまったくいない会議も多い。仮に企業の関係者がきてい ても、事業とは全く別のセクションだったりします。これはいいかえると、アカデミアの研究者と社会の接点が減っているということ。
つまり、アカデミアの研究者がその成果を論文誌や国際会議で論文として発表したところで、それを社会に還元していくれる企業は相手にしていないことになるし、アカデミックの研究者の存在意義そのものが否定されつつあるとも解釈できます。
▼ で上を読んで、最近アメリカの動きについてちょっと気がついていたことを思い出した。たとえばCPUを研究しているかなり有名な教授が、大学を辞めてインテルやAMDに行ったりする現象が時々見られた。 たしか、言語やデータマイニングなんかの人がweb系の企業に行く例も見たような気がする。
それはそういう現象だったのだな。
大学で研究してても給料大したことないしな。でも人生金だけじゃないんだぜ!?