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"ところが,翻って日本ではもっと深刻なことが起きている.
「きっと誰かがなんとかしてくれるだろう」という楽観論が蔓延し,緊迫感も危機感も希薄なのだ.むろん,市場関係者や投資家達は顔色を失っていることだろうが,社会の風潮としては,金融危機は人ごとのようなのだ.危機感を失った動物を待ち受けるのは,生存競争における敗北,すなわち絶滅であるというのは,地球の常識だ.
だが,われわれは市場のダッチロールで感覚がマヒし,絶滅への道をひた走っているように思えてならない."
マネージャパン2009年1月号, “真山仁のお金マンダラ考現学”, 真山仁